“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

あまりに時代遅れの「皆んな同じ」意識

遠い昔から日本では「皆と同じ思考、行動を取る」ことが「良い事」として

教えられてきました

今までの日本の歴史を辿るとそれなりの成果を上げたことは確かですが真に

グローバル世界になり情報はあっという間に世界に繋がる一方で個人の価値観

も重要視されるようになった現代では「皆と同じ」では取り残されてしまう

リスクが高くなっています

世界は違うものや独自性を求めているので金太郎飴のような個性のない個人は

相手にされなくなります

それではどこから変えていけば良いのでしょうか

それは家庭からだと思います

変革に対して障害物が少なく小さな集団の中で完結できるからです

学校とか会社の中では多数の賛同を得るためのハードルが高すぎます

例えば家族で食事に行ったら皆が別のものを頼むことを家族ルールとする

ことで自分は何がしたいのかが自然と身に付きそれが広がってゆけば長い間

に社会も変わります

少なくとも明治初めから150年も続いた意識ですから短時間には変わりません

しかし水が染みるように少しずつ浸透すればある日突然世の中が変わることも

あります

その時期は10年後なのか30年後なのか或いは50年後かもしれませんが希望を

持ち続けることが肝心です

アメリカに住んでいた時は子供たちの幼稚園や学校では私立でも公立でも個人

が前面に出るような授業でした

当時、子供も親も最も苦労したのが “Show and Tell” です

これはクラスで毎日順番に皆の前で「自分のストーリー」を語るもので内容の

制限はありません自分が興味を持ったことでも疑問に思ったことでも自慢した

いことでも構わないのですが「自分の言葉で相手にわかるように」説明し

その後皆からの質問にも受け応えしなければなりません

どこかの政治家のように事前のペーパーを読む訳にはいかないのですが

スピーチの練習と人前で話す非常に良い訓練です

これは日本も同じことができるでしょう、勿論採点はありません

これが本当の少子化対策かもしれません