若者、選挙、変化
3題噺ではありませんがこれらには関連性がありますが何故か日本ではどれも
大きな動きがありません
先日アメリカ三大自動車メーカーが労組との4年間で25%の賃金アップで合意
しました、年数%ずつ4年かけてアップするのではなく初年度から25%アップ
しそのまま4年間維持するという内容です
逆に言うと基本的に4年間はストを行わないと言うことでもあります
バイデン大統領も加わったストによる影響もあって合意に達しました
翻って日本ではどうでしょうか
インフレが継続しているにも関わらず連合の要求は5%アップです
ストもなく来年にかけて交渉が始まるのでしょうが落ちつきどころは2、3%
といったところでしょう
一昔前であればストも辞さずという強気な労組は影を潜め、労働組織立は
たったの20%台、これでは大きな変化は望めません
このような停滞を打破するのはどこの国でもまたいつの時代でも学生を中心と
した若者であり変化を求める声は選挙で反映され徐々に大きな流れとなって
社会全体に影響を及ぼします
かつて社会党の土井たか子党首が「山が動いた」と表現したように選挙は
大きな力となりますが最近では「山が動く」ような結果はありません
若年層の投票率が低いこともあるのでしょう
これでは国全体の活気が失われ、前例踏襲による世襲的な社会が変化する
ことは期待できません
社会が低迷しているから若者の勢いがないのか、人口構成がトップヘビーに
なっているので活力が削がれているのか鶏が先か卵が先かという議論になって
しまいそうですがやはり社会の活力は異議を唱えることから始まり次に進む
わけですから老も若きも男も女もすべからく現状に異議を唱えることで殻を
破ることができるのでしょう