十年先が見えない人は経営者になるな
いわゆるサラリーマン経営者の任期として2期4年とか3期6年が当然という風潮が
ありますが、会社経営という観点から見ると少なくとも10年程度やらないと本当の
経営基盤は固まらないのではないか。 指名委員会は順送り人事の追認ではなく、
きちっと業績評価をした上で、1期2年で交代してもらうのか10年でも継続するのか
を決めなければ指名委員会としての責任を果たしたことにはならないと感じます
業績に基づく評価を社員に実施するのであれば、“まず、隗より始めよ”ということが
できなければ社内のモチベーションは上がらない
評価基準としては
社長 戦略4:組織運営3:実績数字3
役員 戦略理解と戦術展開4:組織運営4:実績数字2
部課長 戦術実践5:組織運営と指導4:実績数字1
戦略が正しく、組織ができていれば(適材適所)実績は自ずとついてくるものでは
あるが経営者としては結果責任を取る必要があるので経営レベルに即して実績数字
による評価も加味してある。 市場の変化や天変地異等、不可抗力に近いことが原因
で実績数字が目標に達しなくても、やはり責任は取らなくてはならない
このような基準で経営者、特にトップマネジメントを評価した結果、再任・交代を
決めて初めて社員にも、以前に書いたような客観的な基準による評価が可能になる
トップマネジメントは常に10年先にどうあるべきかという目標を定め、目標到達の
ための道筋と期間を設定するとともに、普遍的な価値観の共有を推進すべきです
2期とか3期の順送り人事では、対価なく過ごそうとする意識が先に立ち結局、組織
の活性化を奪うことになるので指名委員会の役割は重要です
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